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愛犬の咳、呼吸が速い…それは心臓病のサインかも?僧帽弁不全症の初期症状と見分け方

愛犬の心臓病、見逃していませんか?早期発見のための完全ガイド

「愛犬が最近よく咳をするようになった」「なんだか呼吸が速い気がする…」そんな変化に不安になることはないですか?ただの風邪や加齢のせいだと見過ごしてしまいがちですが、実は心臓病の初期サインかもしれません。特にシニアに差し掛かった小型犬に多い「僧帽弁閉鎖不全症」は、飼い主さんが気づきにくい小さな症状から始まります。

なぜ心臓病の早期発見が重要なのか?

犬の心臓病は、一度発症すると完治することは難しい病気です。しかし、早期に発見して適切な治療と管理を始めることで、病気の進行を遅らせ、寿命を延ばすことが可能です。

症状がかなり進行して心不全を起こしてしまうと、治療の選択肢が限られたり、愛犬に大きな負担がかかったりするケースも少なくありません。

重要:飼い主さんの日々の観察が、愛犬の命を救う第一歩となります。

【要チェック】僧帽弁閉鎖不全症とは?どんな犬がなりやすい?

僧帽弁閉鎖不全症は、犬の心臓病の中でも最も一般的な病気の一つです。

心臓は、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たしており、その中には血液の逆流を防ぐための「弁」が4つあります。そのうち、左心房と左心室の間にある「僧帽弁」という弁が、何らかの原因でうまく閉じなくなり、血液が逆流してしまう病気が僧帽弁閉鎖不全症です。

初期の段階では症状はほとんどありませんが、病気が進行すると咳や呼吸困難などの症状が現れます。さらに進行すると、肺に水が溜まる肺水腫や、最悪の場合、命に関わる心不全を引き起こすリスクが高まります。

僧帽弁閉鎖不全症になりやすい犬種と特徴

🐕 小型犬

  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは特にこの病気にかかりやすいことで知られています
  • その他、チワワ、マルチーズ、ポメラニアン、トイ・プードル、シーズー、ヨークシャー・テリア、パピヨン、ダックスフンドなど、日本で人気の小型犬が多数含まれます

📅 高齢犬に多い

  • 7歳を過ぎたあたりから発症リスクが顕著に高まります

当てはまる方は特に注意して愛犬の様子を観察してあげてください。

愛犬の心臓病リスクチェックリスト

心臓病の初期症状は、非常にわかりにくいことが多いです。しかし、日々の生活の中に隠された小さなサインを見つけることができれば、早期発見につながります。

1.【咳】「ゼーゼー」「ゲーゲー」という変な咳をする

特徴:

  • 乾いた咳で、まるで喉に何かがつかえているような「カッカッ」という音がします
  • 興奮したとき、運動した後、水を飲んだ後、朝方や夜間などに見られることが多いです

注意点:

  • 散歩中や遊びの途中に急に咳き込んで、しばらくすると止まる、というパターンも多いです
  • 肺水腫に進行すると「ゼーゼー」と湿った咳が出ることがあり、緊急性が高い可能性があります

2.【呼吸】安静にしているときでも呼吸が速い、荒い

特徴:

  • 寝ているときやリラックスしているときでも、胸の動きが速く、浅い呼吸を繰り返していることがあります

注意点:

  • 特に夜間、愛犬がぐっすり寝ているはずなのに、呼吸が速く苦しそうに見える場合は要注意です

3.【疲れやすい】散歩中にすぐに座り込む、あまり歩きたがらない

特徴:

  • 以前は元気に1時間散歩していたのに、最近は20分で座り込んでしまう、というような変化が見られます

注意点:

  • 単なる加齢だと思ってしまいがちですが、心臓の機能が低下して体に十分な酸素が送られていない可能性があります

4.【舌の色】舌が紫色に変色する(チアノーゼ)

特徴:

  • 舌や歯茎が青みがかった紫色に変色している状態が見られます

注意点:

  • これはかなり病状が進んでいるサインです。すぐに動物病院に連絡し、受診してください

5.【その他】食欲不振、お腹が膨れてくる、体重が減る

特徴:

  • 心不全が進むと、お腹に水が溜まることがあります(右心不全を併発している場合など)
  • また、食欲が落ちたり、反対に食べる量は変わらないのに体重が減ったりすることもあります

これらの症状が複数当てはまる場合は、早めに動物病院に相談しましょう。

自宅でできる!愛犬の「安静時呼吸数」チェック方法

獣医師が心臓病の進行度を判断する上で、非常に重要な指標となるのが「安静時呼吸数」です。これは飼い主さんでも簡単に、正確に測ることができます。

測り方

ステップ1

愛犬がぐっすりと眠っている状態を選びます。興奮していたり、起きている状態では正確な数値が測れません。

ステップ2

愛犬の胸やお腹の上下運動を数えます。胸が一度上がって下がるまでを「1回」とカウントします。

ステップ3

スマートフォンのタイマー機能などを使って、1分間の呼吸数を数えます。

ステップ4

これを数日間、できるだけ同じ時間帯に測定して記録しておきましょう。

📊 呼吸数の目安

  • 正常な犬:1分間に20〜30回程度が目安です
  • 心臓病が疑われる犬:1分間に40回以上となるケースが多いです

もし、愛犬の安静時呼吸数が明らかに多いと感じた場合は、病気が進行しているサインかもしれません。このデータを記録して獣医師に見せることで、より正確な診断につながります。

「なんだか変だな?」と思ったら…獣医師への相談が重要な理由

心臓病の治療には、獣医師の正確な診断と、個々の症状に合わせた専門的な治療プランが不可欠です。

異変を少しでも感じたら、まずはかかりつけの獣医師に相談しましょう。

獣医師に伝えるべき情報

以下の情報を具体的に伝えることで、よりスムーズな診断につながります。

いつからどんな症状が出ているか

咳の頻度やタイミング、呼吸が速いと感じた時間帯などを具体的にメモしておきましょう。

自宅で測った安静時呼吸数のデータ

数値と合わせて、「夜中に急に呼吸が速くなる日があった」など、具体的な様子を伝えましょう。

愛犬の年齢、体重、日頃の様子

獣医師はこれらの情報から、病気の可能性を推測します。

飼い主さんが感じた小さな変化が、愛犬の命を救う重要な情報となります。不安な気持ちを一人で抱え込まず、プロの力を借りながら愛犬の健康を守っていきましょう。

飼い主さんの不安を和らげ、愛犬の命を守る新習慣「PetVoice」

毎晩寝ている愛犬の呼吸数を手動で測るのは大変な作業です。数えるのを忘れたり、途中で愛犬が起きてしまったり、そもそも正確に測れているのか不安になることも多いでしょう。

そんな飼い主さんの悩みを解決し、愛犬の健康を24時間見守る画期的なデバイスが「PetVoice」です。

PetVoiceが心臓病の愛犬と飼い主さんを救う理由

1. 睡眠中の安静時呼吸数を自動で計測

首輪につけるだけで、愛犬がぐっすり眠っているときの呼吸数を自動で正確に計測します。手動で数える手間や不安から解放されます。

2. 獣医師が重視するデータを自動で可視化

測定された呼吸数のデータは、スマートフォンアプリに分かりやすく表示されます。このデータをかかりつけの獣医師に見せることで、より正確な診断と治療方針の決定に役立ちます。

3. 異変の兆候をいち早く検知

呼吸数に異常な変動があった場合、アプリを通じて飼い主さんに通知します。「急変したらどうしよう…」という夜間の不安を軽減し、異変の兆候をいち早く見つけることができます。

4. 「安心」を手に入れる

PetVoiceは単なる計測ツールではありません。愛犬の健康状態を客観的な数値で把握できることで、「何かあったらすぐに気づいてあげられる」という心の支えとなり、飼い主さんの不安を大きく和らげます。

PetVoiceは、愛犬の命を守るためのツールであり、同時に飼い主さんが心穏やかに過ごすためのパートナーでもあります。

※医療判断は必ず獣医師の診断に基づいて行ってください。

まとめ

愛犬の心臓病に不安を感じている方は、ぜひ一度、PetVoiceについて調べてみてください。

愛犬とのかけがえのない時間を、少しでも長く、健康に、そして穏やかに過ごせるように、飼い主さんができることから始めていきましょう。

この記事では、愛犬の心臓病のサインをいち早く見つけるための知識と自宅でできる具体的なチェック方法を解説しました。大切な家族である愛犬と、一日でも長く健康で穏やかな時間を過ごすために、日々の観察を大切にしてください。
  • 執筆者

    PetVoiceBlog編集部

    PetVoice編集部は獣医学や動物行動学を学んだスタッフが犬・猫の健康に関する情報をお伝えします。