安静時呼吸数を毎日記録しましょう

心雑音が聞こえた、急な肺水腫になってしまったなどをきっかけに僧帽弁閉鎖不全症との闘病生活を送る飼い主は多くいます。病態の進行状況を見る上で欠かせない安静時の呼吸数の管理をサポートしてくれるツールが登場しました。

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安静時の呼吸数はなぜ重要?

日本で人気の小型犬、実は多くの小型犬は生まれつき僧帽弁閉鎖不全症をはじめとした心臓病のリスクを持って生まれてきています。日本の犬の10頭中7頭がそのリスクがあると言われ、統計では、犬の死因の第二位は心臓病というデータがあります。

この心臓病の進行のバロメーターになるのが安静時の呼吸数です。

安静時呼吸数が進行のバロメーターと裏付ける論文はたくさんあり、獣医師が経過を見る上で信頼をしている指標になります。一方で、動物病院では犬は興奮状態にあり、安静時の呼吸数を計測することができません。そのため、獣医師は飼い主にご自宅での安静時呼吸数の測定を依頼しています。

心臓病の病態進行と安静時呼吸数

しかし、なかなか家でも観察が難しいのが実態です。飼い主さんが近づくと嬉しくて興奮してしまったり、毎日寝ているタイミングを見計らって安静時の呼吸数を測るのはとても大変です。

安静時の呼吸数を測定できるデバイスはたったの5グラム!超軽量で小型犬でも負担は少ない

このような背景もあり、飼い主さんをサポートするツールがないかと多方面から要望がありました。PetVoiceでは、このニーズに応える形で、2月からPetVoiceデバイスで安静時呼吸数計測のサービス提供を開始しました。

PetVoiceデバイスは首に装着するだけでペットの健康状態をアプリで管理できるツールです。

首輪に装着する機器(CORE)はたったの5グラムで、PetVoiceの犬のユーザーの80%以上がチワワやトイプードルなどの小型犬です。

精度は?どうやって測定しているの?

通常の犬の安静時の呼吸数は10回〜30回/分未満です。PetVoiceでは20頭以上の犬(小型犬が中心)で計144回(1頭あたり約7回)、PetVoiceデバイスを装着し実際の安静時呼吸数とPetVoiceデバイスが取得する安静時呼吸数の値が正しいか調査を行いました。

その結果、PetVoiceデバイスで取得したデータのうち98%が実際の安静時呼吸数の±2以内(獣医師の見解では、誤差±2は十分な許容範囲)に収まりました。

デバイスで測定した結果と実際の安静時呼吸数の値が±2以上離れたケースがごく僅か見られましたが、それは実際の安静時呼吸数が10回/分未満のケースでした。
実際の安静時呼吸数が10回/分未満の場合は正確な値を測定できない恐れがありますが、10回/分未満の場合は犬は体調の異変なくぐっすり寝ている時ですので、ご使用に問題はないと考えています。

安静時呼吸数は、COREに搭載されているモーションセンサーを使い、呼吸の周期的な動きを検出することで測定されます。そのため、呼吸以外の動きが入るタイミング(安静時以外)は呼吸数の検出を行うことができません。そのため、1日の中で安静時呼吸数を取得できる回数は数回程度になります。

僧帽弁閉鎖不全症の犬での使用例は?獣医師の見解は?

すでに複数の動物病院でPetVoiceデバイスが活用されています。僧帽弁閉鎖不全症のステージB1(心雑音が聞こえるレベル)から肺水腫を経験した患者で使用例があり、正確な安静時呼吸数が取得できています。
また、肺水腫を経験し僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けた直後の患者でも使用例が複数回あり、こちらも正確な安静時呼吸数が取得できました。

獣医師からは、肺水腫直前ではまだ使用例がないためデバイスだけに頼り切ってしまうのはまだ不安こそあるが、毎日の「安静時の」呼吸数測定では十分に利用できる水準で飼い主さんのサポートができる製品だとコメントをいただいています。

安静時呼吸数をはじめとした健康状態を毎日記録

ぜひこの機会にPetVoiceをお試しください。

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  • 執筆者

    PetVoiceBlog編集部

    PetVoice編集部は獣医学や動物行動学を学んだスタッフが犬・猫の健康に関する情報をお伝えします。