犬のかきむしりはアレルギー?アトピー?症状、診断方法、アレルギー対応フードの選び方
愛犬の痒み・不調を止める!
食物アレルギー完全ガイド
「うちの子、なんだかいつも体を掻いている…」「下痢が続いているけど、ご飯が合わないのかな?」
愛する犬の体調不良は、飼い主様にとって本当に辛いものです。その原因は、もしかすると「食物アレルギー」かもしれません。
この記事でわかること
- 愛犬の症状がアレルギーかどうかの見極め方
- 確実に原因を特定する「除去食試験」の手順
- 失敗しないアレルギー対応フードの選び方
🚨 もしかして食物アレルギー?気になる症状
食物アレルギーは、体が特定の食べ物を「有害」と誤認して起こる過剰な免疫反応です。以下の3大症状が出ていないかチェックしましょう。
皮膚の痒み・炎症
顔、耳、脇、内股、足先などを執拗に舐めたり掻いたりします。季節を問わず年中続くのが特徴です。
消化器症状
慢性的な下痢、軟便、嘔吐など。皮膚症状と併発することも多いですが、消化器症状だけのケースもあります。
繰り返す外耳炎
皮膚のバリア機能が低下し、細菌感染しやすくなります。何度も外耳炎になる場合は要注意。
食物アレルギーとアトピーの違い
| 項目 | 食物アレルギー | アトピー性皮膚炎 |
|---|---|---|
| 原因 | 食物のタンパク質 | 花粉・ダニ・カビなど |
| 季節性 | 年中症状が出る | 季節性があることが多い |
| 好発年齢 | 1歳未満〜高齢 | 6ヶ月〜3歳頃 |
🩺 原因を特定!検査・診断の流れ
検査の種類
- 🩸 血液検査(補助的) 何に免疫が反応しているかのヒントを得ます。あくまで補助であり、これだけで確定診断はできません。
- 🥘 除去食試験(確実) 特定のアレルゲンを含まない食事を一定期間与え、症状の変化を見ます。これが診断のゴールドスタンダードです。
「除去食試験」成功の鉄則
期間: 最低6〜8週間(約2ヶ月)
禁止事項: 試験食以外は絶対に口にさせない!
- いつものおやつ、ガム、ジャーキー ❌
- 薬を飲ませるためのチーズやパン ❌
- サプリメント(獣医師の許可がないもの) ❌
- 散歩中の拾い食い ❌
🥣 失敗しない!アレルギー対応フードの選び方
2つの主要タイプ
① 加水分解タンパク質
タンパク質を細かく分解し、体が「アレルゲン」と認識できないようにしたフード。信頼性が高い。
② 新規タンパク質
過去に食べたことがない食材(鹿、魚、ダックなど)を使用したフード。履歴の確認が必須。
プラスアルファのチェックポイント
- 腸内環境ケア:プレバイオティクス・プロバイオティクス配合で免疫バランスをサポート。
- オメガ3脂肪酸:魚油やサーモンオイル配合で、皮膚の炎症抑制を期待。
❤️🩹 よくある質問と対策
手作り食で対策できますか?
可能ですが、栄養バランスの維持が極めて困難です。必ず栄養学に精通した獣医師の指導のもとで行ってください。自己流は危険です。
フードの切り替え方は?
急な変更は下痢の元です。1週間〜10日かけて、徐々に新しいフードの割合を増やしていきましょう。
完治しますか?
完治は難しいですが、適切な食事管理で症状をコントロールし、快適に暮らすことは十分に可能です。
愛犬の笑顔を取り戻すために
食物アレルギーは、適切な診断とフード選びで劇的に改善します。
一人で悩まず、まずは獣医師に相談しましょう。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、診断・治療を目的としたものではありません。愛犬の体調に不安がある場合は必ず獣医師にご相談ください。