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犬の心臓病とドッグフードの選び方|愛犬の健康寿命を延ばすために知っておくべきこと

犬の心臓病とドッグフードの選び方

僧帽弁閉鎖不全症(MMVD)や拡張型心筋症(DCM)など、心臓病の犬に配慮したフード選びと与え方。毎日の体調変化を数値で見える化する PetVoice の活用まで解説します。

犬の心臓病ケアのイメージ

注意すべき症状

心臓病はかなり重症化するまで目立った症状が出にくいことがあります。次のサインが見られたら、早めに受診と検査を。

よくある初期サイン

  • 軽い咳(特に夜間や起床時)
  • 運動を嫌がる・疲れやすい
  • 食欲低下・元気消失

進行時のサイン

  • 呼吸困難・早い呼吸
  • 失神・チアノーゼ
  • 体重減少・腹水・むくみ

代表的な疾患

僧帽弁閉鎖不全症(MMVD)

小型犬に多く、弁の変性により逆流が生じます。早期発見と内科管理、重症化時は外科的治療が検討されます。

拡張型心筋症(DCM)

大型犬で多く、心筋の収縮力低下により心不全症状が現れます。栄養管理(タウリン等)と薬物治療が重要です。

🚨 心臓病が疑われるサイン

  • 夜間・起床時の咳が増えた
  • 呼吸がいつもより早い
  • 散歩を嫌がる/疲れやすい
  • 失神・チアノーゼ

心臓病の犬に適したドッグフードの選び方

1. 低ナトリウム

体液貯留を抑え、心臓への負担軽減。療法食や「心臓サポート」設計を確認。

2. 高品質たんぱく質

心筋維持に必須。消化性の高い動物性原料を中心に。

3. オメガ3(EPA/DHA)

抗炎症・血流サポート。サーモンオイル、亜麻仁由来を配合。

4. タウリン & L-カルニチン

心筋機能サポート。配合量の明記やサプリ併用を獣医師と相談。

参考:療法食の一例

  • ロイヤルカナン「犬用 心臓サポート」
  • ヒルズ「プリスクリプション・ダイエット h/d」
  • ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット「CV カーディアック」

※フード選択は必ず主治医とご相談ください。

与え方の工夫(食事設計と水分管理)

少量頻回

一度の負担を減らすため、1日の給与量を3〜4回に分割。

水分を確保

ウェット併用やスープ足しで体液バランスを良好に。

目安量(体重別・1日の総量)

体重目安カロリー分割回数
3kg約200–230kcal3–4回
5kg約300–360kcal3–4回
8kg約450–520kcal3–4回

※活動量・BCS・併用薬で調整。栄養設計は獣医師へ。

ポイント:フードや薬の変更時は、呼吸数や安静時心拍数の推移を一緒に記録すると効果判定が明確になります。

PetVoiceで「体調の見える化」

首輪型デバイス PetVoice は、安静時呼吸数・心拍数・推定体温などを自動計測。アプリに可視化・記録し、心臓病管理の意思決定を支援します。

早期の異変検知

呼吸数や心拍の乱れ把握。肺水腫の兆候や悪化のサインに素早く気づく助けに。

フード変更の効果検証

活動状況などからから療法食変更・サプリ追加後の傾向を確認。主治医との情報共有も簡単。

夜間・留守中の見守り

異変察知アラートで安心をサポート。

※医療判断は必ず獣医師の診断に基づいて行ってください。

よくある質問(FAQ)

心臓病の犬に「完全無塩」は必要?

極端な制限は栄養バランスを崩す恐れがあり、療法食の基準に沿った「低ナトリウム設計」を推奨します。

サプリ(タウリン等)は追加すべき?

疾患・体質により最適量が異なるため、血液検査や主治医の方針に沿って判断を。

PetVoiceのデータは病院で使える?

日々の呼吸数・心拍グラフを提示することで、治療方針の相談がスムーズになります。

  • 執筆者

    PetVoiceBlog編集部

    PetVoice編集部は獣医学や動物行動学を学んだスタッフが犬・猫の健康に関する情報をお伝えします。